ウェブ屋の備忘録

日々の業務で工夫していることや便利なツール、新たに得た知識などを共有しています。

ID、パスワードの使い回しは危険

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社内PCのログインから、フリーメール、各サイト・サービス、 スマホのアプリに至るまで ログインID・パスワード情報って、数えてみるとかなりの数に なるんじゃないでしょうか。

ところでみなさん、ID、パスワードの管理ってどうされていますか? 自分自身もそうなんですが、社内で聞いてみても、 同じIDやパスワードを使いまわしている人は多いですね。

しかし・・・それって危険なんです。

インターネットバンキングの口座から 不正に預金が引き出された被害額は、 なんと今年(2013年10月現在)すでに 約5億5千万円だとか。

人ごとではないですよ^^;

インターネットセキュリティー講座の記事によると、 パスワードの管理には 以下の3点に気をつける必要があるようです。

「インターネットセキュリティ講座」
第1回 パスワードの常識・非常識

(1)パスワードを共有しない
<strong>家族にも教えない!! もちろん同僚や友達や恋人にも教えてはだめ</strong>
(2)各サイトでパスワードを変える
<strong>覚えるのが面倒でもパスワードは使い回ししない!!</strong>
(3)簡単なパスワードにしない
<strong>辞書に載っているような言葉、誕生日、番地など意味のある数や語句は使わない!!</strong>

例えば、アナタが「3/3生まれの花子」だとして、hanako_love_0303 とかはだめです。

私もこの記事を読んで、さっそくIDやパスワードを 変更し始めたのですが、いざやり始めると 組み合わせが多すぎて 頭で覚えておける範囲じゃないんです。

各サイトやサービスごとにIDやパスワードを 変更した場合、どのようにそれを管理するかが 問題ですよね。

いろいろと調べてみましたが、「コレ!」という 方法は見つかりませんでした。

「パスワード管理ツール」を使う という意見は多々見かけます。

でもそういったアプリやソフトがメジャーになれば そこから不正に情報を搾取する者も出てくるだろうし、 そもそもアプリが飛んでしまって 消えてしまうこともありますよね。

かと言って、ノートに手書きで書いて 持ち歩くのも安全かどうかと言われれば そうでもないだろうし。

エクセルやテキストデータ、ZIPファイルにパスワードを かけて保存っていう意見もありましたが、 そうのはすぐにこじ開けられてしまうらしいので却下。

・・・というわけで、色んな記事やブログなどを 読ませていただきまして、勉強させていただきました。 結果、私は以下の内容でいくことにしました。

A、B、Cの3つの組み合わせパターンを考えます。 A:インターネットバンキングなど重要な取引きのみで使用 B:ネットショッピングなど、金銭がからむ場合に使用 C:ブログ等、万が一アクセスされてもさほど困らないものに使用

そして、A、B、C、それぞれの組み合わせを頭で覚える。 3種類ぐらいなら覚えられるだろうから。

更に、AやBで複数サービスを使用している場合、 もちろん同じものを使い回さないようにする。 だったら、やはり数が多すぎて覚えられなくなる?と 心配になりますよね。

でもその場合は一定の法則を設けます。 複数のサービスを使用している場合、 サイト名の頭文字など、目に見えている 分かりやすい3文字をパスワードの頭につける。

例えばBパターンにて、パスワードがpasswordだった場合。 (←ちなみにこのパスワードはすぐに見破られるのでダメですよ)

楽天」=rakpassword 「Amazon」=amapassword といった具合にする。

他にも、特殊文字(@など)を間に挟む方がいいとか、 定期的に変えた方がいいとか、ありますので 不安な方はぜひ、そのようにしてみてください。

キングジム パスワードマネージャー  ミルパス PW10 ブラック

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造り酒屋のある風景はシンプルな機能美が隠れているのです。まじで。

今日のお話はWebデザインとは関係がないお話です。 でも、ひょっとしたら、役に立つかもしれないけれど 役に立たないかもしれないお話です。

私、放浪癖がございまして。 暇があったら、 あっちへうろうろ、こっちへうろうろしておりました。

主に放浪していたのが 滋賀県にある母なる湖「琵琶湖」周辺。 特に湖西地域がお気に入りでございまして、 よく、足を運んでおりました。

特にお気に入りなのが 古き良き、造り酒屋の建物のある風景なのです。

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写真は、清酒「萩の露」を作っている 株式会社福井弥平商店の造り酒屋。(滋賀県高島市

こういう、日本の風景は癒されます。 滋賀県には造り酒屋がけっこう点在しております。

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看板に年季と気合がはいっています。

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新酒の時期(12月~1月)になると こんな杉玉を飾ってお知らせします。 おしゃれですよね~

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メイン通りからはずれると、 こんな粋な風景も見れたりします。

私は、こういった蔵元で 直にお酒を買うのが好きなんです。

こういった風景、 時代遅れかもしれないのですけど、 実にシンプルで、日本風土にあったきわめて機能的な 景観デザインなんだと実感します。

まったくムダがないのです。 間取りであったり、通気性であったり、 はたまた、窓の配置だったり…。

使っている道具なんかも。

長い期間をかけて洗練され、磨かれた 古の人たちの英知の結晶。 機能を追求され、研ぎ澄まされたデザインなのです。

こういった「機能美」は もちろんWebにも生かされるのではと私は思うのですが いかがでございますでしょうか?

近江の酒蔵―うまい地酒と小さな旅 (近江旅の本)

近江の酒蔵―うまい地酒と小さな旅 (近江旅の本)

近江の酒蔵のガイドブック。 重宝しています。

株式会社福井弥平商店の萩の露。 まじうまいっすよ。

風邪をひいたのでうたたねやめました

先月末から今月にかけて 風邪をひきました。

まじで夏風邪です。

正直しんどかったです。

仕事もあるのに…

でも、根性でがんばったので だれかほめてください。 だれか頭なでなでしてください。

…という訳で 夏風邪はしつこいです。 ですから、みなさんも体調管理を気をつけて…。

夏風邪をひいた原因ですが、 仕事を終って、家に帰って 座ったとたん、ぐーすか 居眠りというかうたたねしてしまったからです。

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ですから、みなさん 寝るときはきちんとおふとんで寝ましょう。

これを機に、私もうたたねやめますわ。ほんま。 ひどい目にあった(苦笑)

【第2類医薬品】イトーの葛根湯エキス顆粒 21包

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一眼レフカメラが我が家にやってきた

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ずっと欲しいと思っていた一眼レフカメラ。 でも難しそう、何より高そう・・・ということで 購入が延ばし延ばしになっていました。

ところがある日、アメトークの「カメラかじってる芸人」 を見た夫に突然火がついて、ついに 詳しくもないのにイキって一眼レフカメラを 買ってしまいました。 小籔に怒られそうです。

カメラなんて、難しそうやけど とりぜずシャッターボタン押せばいいんでしょ、 ぐらいに思ってたんですが・・・。 それがなかなかに奥が深く、添付の取説だけでは埒があかず 本屋に走りました。 「いちばんかんたんなCanon EOS Kissの撮り方手帖」 という、まさに求めていた自分の買った機種の本が あったので購入して勉強中です。

いちばんかんたんなCanon EOS Kissの撮り方手帖 X5・X50・X4対応版

いちばんかんたんなCanon EOS Kissの撮り方手帖 X5・X50・X4対応版

仕事でカメラマンと関わることも多かった昔、 色がおかしい、ぼけてる、etc文句ばかり言って すみませんでした。

宝の持ち腐れにならないよう、 そして何より楽しく写真を撮って 小籔じゃないけど、「思い出時間を切り取る」、 そんな日々を過ごしたいです。

よく参考にするデザイン事例

私は最近は自らデザインは行う機会は減りましたが、 サイトのワイヤーフレームなどを固める時や、デザイナーさんに作ってもらいたい イメージを伝えるためなど、他社様のデザイナーさんの事例などよく参考にさせて頂いています。

一番多く参考にさせて頂いているのは「WebDesignClip」さん。 http://www.webdesignclip.com/

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まぁ、見ていると個人的に知っている制作会社様が複数入っていたり、 管理人様の好みなども見えてきますが、全体的に「好み」のものが多く、よく見ています。

あと拝見させていただくのは制作会社様の制作実績ページ。

これも主観あっての話ですが、私個人が気に入っている会社様の一つが 「イーエージェンシー様」 http://www.e-agency.co.jp/showcase/showcase.html

まぁ、ここで競合他社様のお名前出すのもどうかと思いましたが(笑)

こちらの会社様は自身のコーポレート自体、すごくシンプルで、一見「トガッた」クリエイティブではないかもしれませんが、ものすごく綿密に設計されているデザインが好きですね。

まぁ、他社様のお話を一生懸命するのもアレなのですが、いいものはいいので 同業の方は一度WebDesignClip同様、もしご存知なければ一度ご覧くださいませ。 (※ただ好みはあると思うので、そこは全て私の主観として許してください。)

ウェブデザイン&レイアウトの見本帳

ウェブデザイン&レイアウトの見本帳

無性に元気がほしくなる時に読む本

夕べはほぼ徹夜で死にそうな私でした。

やはり、こういうときほど 元気がほしい!

肉体的にはごはんを食べれば元気が出るのですが、 精神的に疲れたとき、ブルーなとき、 そういう時ははげましてくれるような コンテンツに触れるのがよろしいかと…

私がおすすめなのがコレです…

がんばっていきまっしょい (幻冬舎文庫)

がんばっていきまっしょい (幻冬舎文庫)

がんばっていきまっしょい」敷村良子著(幻冬舎文庫)

これは文庫本なのですが、 初版から変更されている部分があります。 今はこの文庫版しか入手できませんが、 私は初版の「マガジンハウス版」のほうが好きです。

AmazonKindleでもよめるようですので是非!

こんなあらすじでございます

進学校である松山東高校になんとか入学した悦子は、女子ボート部を設立し、初心者ばかりの仲間を集め、エネルギーをボートに注ぐ。「自分の居場所」を見つけ、張り切る悦子だったが、貧血と腰痛に見舞われ、大事な大会直前、ボートが漕げなくなってしまう。若さゆえの焦燥、挫折、淡い恋心…。「あの頃」を切ないまでに鮮烈に描く傑作青春小説。松山市主催第四回坊ちゃん文学賞大賞受賞作。

高校時代、陸上部だった私にとって ドツボな内容でした。 運動部で味わう充実感や勝負の敗北感、汗のにおい、淡い恋心、エトセトラ…。

がんばっていきまっしょい」とは松山東高校に伝統の、 体育や朝礼の時に気合をかける時のかけ声。 運動部だったら、必ず気合を入れるときに 「ファイトー!」「オー!」とかけるアレですよ。あれ。

「がんばって~いきまっしょい!」「しょい!」 とボート部員の女の子がみんなで声を 張り上げて気合を入れるわけです。

そんな、内容ですので、 高校時代、運動部でがんばった自分を思い出し、 「おし、がんばるか!」と思ってしまう逸品です。

実は映画からはいったのです

実は、この小説を知ったのは映画からでした。 松山在住の友人が「いいから、絶対見ろ!」ということだったので ミニシアターで見て、 水面をすっと駆けるボートの美しさに感動しておりました。 思わず、そのロケ地の海岸を見に行ったほどです。

アルタミラーピクチャーズの出世作。 地元フィルムコミッション全面協力によるオール松山ロケ。 いわゆる、松山ご当地映画。 だから、松山の友人が勧めたのか?

がんばっていきまっしょい オリジナル・サウンドトラック

がんばっていきまっしょい オリジナル・サウンドトラック

オリジナルサウンドトラック。 韓国のシンガー、リーチェが郷愁をそそります。 なんと、プレミアがついてます!

がんばっていきまっしょい DVD-BOX

がんばっていきまっしょい DVD-BOX

ドラマ化もされています。 DVD BOXなので観るのに根性いります。

小説、映画、ドラマ ぞれぞれと違う点はありますが、 どれも味わい深いのでオススメでございます。

秋も近づきましたので センチメンタルなってみてはいかがでしょうか。

無性に中華料理が食べたくなる映画

実は私、台湾と中華料理が大好きなのです。

台湾は「麗しの島」とも呼ばれています。 第二次世界大戦時は日本に統治され、 いろいろお国事情が複雑ですが、 親日家が多く、東日本大震災のときも 真っ先に救援隊を派遣してくれるなど、 日本に好意的な国なのです。

そんな台湾発の映画をご紹介します。

これを観ると無性に中華料理が食べたくなるのです。 空腹時に観ると地獄になりますのでご注意を…

恋人たちの食卓 [DVD]

恋人たちの食卓 [DVD]

恋人たちの食卓 台湾映画 原題: 飲食男女、英題: Eat Drink Man Woman 制作年:1994年 監督:アン・リー(李安)

DVDの価格にプレミアがついてます。 私が買った当時は3000円ぐらいだったような…

最後にほろりとくるホームドラマ

ストーリーはこんな感じです。

妻に先立たれ、一流のシェフとして働きながら男手ひとつで3人の娘を育てあげた朱氏。週末に豪華な晩餐を囲むのがこの一家の習慣となっていたが、恋に悩む娘たちはこの行事が煩わしくなってきていた…。『ブロークバック・マウンテン』『グリーン・デスティニー』のアン・リー監督が贈る、父と娘との家族愛や人生を描いた感動のホームドラマ。

グリーン・デスティニー」や「ハルク」などで有名な ハリウッドの監督、アン・リーの出世作です。

当時、アジアの映画が注目されていて 「台湾ニューウェイブ」とか「台湾ニューシネマ」と呼ばれ 新風を巻き起こした映画のひとつです。 今となっては時代遅れですが、 当時の台湾のトレンドスポットを舞台に繰り広げられる、 中華あり、恋愛ありのホームコメディです。

ウブで真面目な教師である長女、 仕事と恋を器用にこなすキャリアウーマンの次女 明るく自由奔放な女子大生の三女 この三人の恋模様がパラレルに進んでいくのですが、 元コック長のお父さんの料理を娘たちは まったく手をつけてくれないんです。

キーポイントで これでもかというぐらい中華料理がでてきます。 みていて、我慢ができなくなります。

映画では北京系の料理が多いですが 私は広東系、とりわけ台湾料理が好きです。 一番日本人の口にあう料理かと思います。

コメディ:ドラマが半々の成分の映画ですが 最後はホロリと締めくくります。

もうじき秋です。 食欲の秋に油を注ぐ映画、 いかがでしょうか?